●はじめは、自己紹介から
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○ |
ちょっと変わった?方法で
自己紹介シート記入と発表 |
感想は?
おおむね好評で一安心 |
普段話す内容というのは、案外まとまっていないものです。
一度「書く」ことで、発言内容をまとめることができ、短時間でもわかりやすくて多くの情報を得ることが可能です。
「人前で話すことが苦手でも、一度書けば読めばいいから落ち着いて自己紹介できて良かった」などの感想がありました。
「書く」事に対する抵抗感の強い方がいらっしゃる時は、少し配慮が必要です。 |
●「今までの活動の中で困った(困っている)事を、教えてください。」
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まずは、普通の会議でよくある挙手→発言のパターンで
- やる気を維持していく
- リーダーシップを持ってみんなを引っ張っていく
- 活動が具体的になりにくい(やる事を絞りきれない)
- 市民全体への働きかけ
- 大切な「住」が充分きょういくされていない
- 人が集まらない(集客)⇔主婦(主夫)は夜は出にくい
- 広報
- 交流・支援センターなどの拠点がない
- ⇔拠点はあるが人や情報が集まらない
- 資金(人件費、事業費)
- 行政の担当者が変わると対応が変る(継続性に問題あり)
- 行政と市民が対立的な構図での話しあいになりやすい
- ネットワーク(つながり)、ネットワーキング(連携・協働)
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●閑話休題−「よくある会議の落とし穴」
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はじめは遠慮がちでしたが、他の人の発言に触発されてどんどん発言のスパンが短くなり、色々出てきました。
しかし、それもすぐに頭打ちしはじめます。 |
そこで、ちょっと気分転換
よくある会議のパターンと、それを避けて創造的な会議にするためのワークショップのお約束というお話し。 |
よくある会議の落とし穴
- 空回り会議
- しゃんしゃん会議
- 喧喧会議
- いいっぱなし会議
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ワークショップのお約束
- 情報共有と書き言葉発言
- 意見でなく進行をコントロール
- 違いに感謝→創造を生む
- 具体的な行動計画と役割分担
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☆では、ここからはワークショップ体験!☆
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●個人ワーク 「カード記入と発表」」
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書いてから発表することで、
- 発言の機会を平等に確保
- 人の意見に左右されず、自分の意見を書く→発表
- 書くことで整理され、いい忘れやもれが減る
- 発言が滞り、沈黙が続くというようなムダを省く
などのメリットがあります。今回もカード記入と発表でさらに多くの意見を発掘する事が出来たのではないでしょうか?
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●グループワーク 「集類してみよう」
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集類
:似たもの同士をくっつける
:分類よりも関係性が見つけやすい
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はじめは、迷う
どこから手をつけていいか… |
ラベリング
そのグループ(家族)のラベル(表札)をつける
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取り合えず、ひっつけよう!
変なら変えればいいし |
つながり探し(親戚探し)
グループ(家族)の関係(親戚)を探す
関係性をつないでいく
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この子のお父さんはどこ?
子供が迷子に? |
○これらの作業(ワーク)で、バラバラに発言された内容の関係性(つながり具合)が整理され一体化していきます。
○一体化すると、その全体の構造が見えやすくなり、問題=課題のより深い根が見えやすくなってきます。
○「元から絶たなきゃ、ダメ!」の【元】を見つけやすくなるということですね。 |
●全体化 「グループごとの発表」
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誰が、行く? |
代表者決定
自分たちのグループの話し合いの結果を託す事が出来ると思う代表者を決めて下さい。
代表者の役割
代表者は「自分の意見」ではなく、グループの協議の「代弁」を求められます。
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まずは、私から |
Aグループ
このグループは割合細やかな単位で家族をつくりました。
親戚の数は4つです。
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いやいや、僕らのグループでは・・・ |
Bグループ
このグループは、 関係性をより細やかに発見していきました。
結果として「親戚探し」が上手く進み、大きな2つの一族
=「内部」と「外部」
を見つけることができました。
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でもでも、わたしたちはこうなった |
Cグループ
このグループは一見つながらないように見える「広報・周知」と「活動方針」を「ネットワーク」でつなぎました。
それが、課題のより深い根
=「ネットワーク」「仕組み(しかけ)」の発見につながりました。
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今回は時間切れ・・・
本当のワークショップでは、この後各代表者同士でさらにディスカッションを進めていきます。
そのことで、この場に参加した全員の意見(各カード)が、1つの具体的な「かたち」へと集約していきます。これは、自分の意見(カード)が全体の中でどういう位置付けにあるのか?を視覚的、直感的に把握する事につながります。
さらに、自分たちグループの意見が他とどう違い、どちらがより妥当性があるのか?などを考えることで課題を深めていく事ができます。
(これは正しいかどうかではなくて、あくまで、「納得」できるかどうかです。)
そして、ワークショップの醍醐味は、それらのワークを通して、新たな第3の道を創造できる可能性を持っていることです。それが生まれたとき、根本的な課題解決へのヒントが見えてきます。
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●ファシリテーターによる構造化 |
今回は、ファシリテーターがひとつの例として困った事の親戚探し=構造化を行ないました。
「取り組む主体」という観点からの構造化です。
当日は十分に説明しきれなかったので、ここでまとめます。
個人の課題
グループの課題
ネットワーク(エリアとテーマ)の課題
全市的ネットワークの課題
の4種に分かれるという視点です。
個人
市民活動というのは、はじめは「個人の気づき」がきっかけです。
「気づき」の次に「模索」がはじまり、学習や動きへと発展すると次のステップにつながります。
同じ気づきを共有できる仲間→グループ(団体)
これが仲間に出会い一緒に活動しはじめるとグループ活動へと変化します。
2〜3人という小さなグループでも「組織」のロジックが働き出しますので、内部の課題が発生しはじめます。
「合意形成」という課題です。
同じ問題意識を持っていても、それを活動にしていく時の方法論で意見が食い違ったり…
同じテーマで集まっていても、立場が違う事で話が食い違い、共有できる方法論を見つけられなかったり…
他にも「運営」の課題などもあります。
グループの活動が頭打ちしたり、上手くいかないという「困った」状態になるのは、当然原因があるはずで、その原因を明確化せずに活動を続けても、なかなかその状況を突破することは難しいです。
それらの課題は、活動の目的やめざす結果、規模や範囲などにより様々ですが、これらはマネジメントの課題で、その時々の取捨選択を上手く行なうことで乗り切れると思います。
それでも乗り切れない=困った状況 があります。
それが、次のステップへとつながります。
ネットワーク
個別の団体で乗り切れない課題=困った事 というのがあります。
上記「運営」の課題というのは「組織力」に根がある場合が多いと思います。
これを単独のグループでナントカしようとしても「ないものねだり」となり無理があります。
その場合ネットワークを結び、「連携・協働=ネットワーキング」して取り組む事で解決する事が出来る可能性が大きいです。
ひとりでできない事が、グループ活動になれば出来るのと同じで、
ひとつの団体でできない事が、ネットワーキング活動になれば「できる」という事です。
このネットワークで取り組む課題には大きく2種有ります。
テーマ内ネットワークに課題の根がある場合
エリア内ネットワークに課題の根がある場合
「テーマ内」での課題
→そのテーマに関連するいくつかの団体で連携・協働して取り組む
「エリア内」での課題
→そのエリアで連携・協働して取り組む
という活動に取り組んで行けば、ナントカ課題の解決の糸口が見えてくると思います。
それでも解決が出来ない課題=困った状況 というものもあります。
さらに次のステップへとつながります。
全市的ネットワーク
テーマ内やエリア内のネットワーキングでも解決できない課題というのもあります。
そういう場合は課題を深めていくと、その根に「より大きな(深い)社会背景や、制度的課題」というモノが壁となって存在している場合があります。
「全市的」課題=全市的枠組みの連携・協働して取り組む課題
です。
もっと大きく、全県的→全国的→東アジア→地球規模→宇宙規模?(~_~)となって行きますがここでは触れませんでした。
さらに、その困ったこと=問題=取り組むべき課題 に対して、
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☆提案☆
これらの構造(フレーム)から、自分が困っている課題にどう取り組むのか?を考えると、今まで考えつかなかった対応策が見つかるかも知れません。
特に、大きな構造(フレーム)での課題というのは、個別の団体で取り組んでも解決は難しいと思います。
そういう課題は、ネットワークで役割分担し、連携・協働(ネットワーキング)することで新たな道が拓けるのではないでしょうか?
そうでなくても脆弱な活動基盤しか持たない市民活動団体にとって、連携・協働して共通の課題の解決へ向かい行動を起こすことは重要です。
少し負荷がかかりますが、長い目で見ると数年分の空回りを回避できる可能性があると思います。
とはいえ、すぐに連携・協働するというのは無理があります。
顔の見える関係をつくり、共通の目標を見出すために、まずはネットワーク(つながり)を持つ事からはじめてはいかがでしょうか?
その先には、連携・協働=ネットワーキングによる、より大きな成果が待っているのではないでしょうか?
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